TATSUの自虐的敗北見聞録

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DIR EN GREY - UROBOROS [Remastered & Expanded]

本日1月20日は私が最も好きなバンドDIR EN GREYデビュー22周年!!ということで今回はDIR EN GREY盤!多くの若者の人生、V系界隈を変えてしまった7作目のアルバム「UROBOROS」(2008年)のリマスター盤(2012年)を紹介します。

 

オリジナル盤は国内では通常盤、初回生産限定盤、完全生産限定盤の3仕様が発売され、海外でも日本を含め米国やヨーロッパ等の17ヶ国で発売されました。アメリカでは、DIR EN GREYにとって初のBillboard 200にチャートイン。

 

ちなみにDREAM THEATERのドラム、マークポートノイがお気に入りのアルバムでUROBOROSを挙げており、L'Arc~en~CielのギターのKenも本アルバムを寝る前に聴いていたとのこと。

 

オリジナル盤との違いは

①音色の違い(Tue Madsenによるリマスター、またリミックスも別で施されており、オリジナル盤とはまったく違った聞こえ方となっている)

②SA BIRがUROBOROSTOUR FINALの日本武道館でのロングバージョンのSEとなっている。

③「GLASS SKIN」と「DOZING GREEN」が日本語詞に差し戻されている

④BUGABOO RESPIRA(完全生産限定盤アナログのみに収録されていたアカペラ)が追加収録されている

⑤DOZING GREENのシングルのカップリングに収録のHYDRA 666が収録。

されている点です。

 

 

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1.SA BIR

ツアーファイナルの武道館2DAYSの1日目に披露されたSE。お経のような声、鳥のさえずる声、ノコギリで何かを切り刻む音からの掛時計の鐘の音。そこからオリジナル盤のSA BIRが流れる。民族系の弦楽器の音、ホイッスルボイスなどなんとも異様なSEでセンスを感じる。

 

2.VINUSHKA

神曲。9分を超える大作だが、展開が多く、長さを感じさせない曲。タイトルの意味は「罪」。MVは人間の歴史上最も大きな罪である第二次世界大戦での原爆の映像。イントロのアコギのアルペジオから始まり、途中で一気に転調する。今日ではV系でグロウルを出すバンドは珍しくないが当時はDIR EN GREYV系ではパイオニアだったと思う。また、日本語でグロウルというのが当時自分には斬新だった。グロウルからのフライスクリーム、ファルセットなど高度なテクニックに度肝を抜く。PIERROTとのツーマンのANDROGYNOS公演の映像が演出含めベストテイク。尚、OPETHっぽさのある曲。

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3.RED SOIL
不気味なギターイントロから裏打ちリズムのベースライン。グロウルの疾走パートは気持ちいい。間奏の京が何を言っているのかは未だに分からない。ライブではGone desire!! Insanity!!と叫ぶのがお決まり。

 

4.慟哭と去りぬ

RED SOILのアウトロからのつなぎは鳥肌。変拍子イントロで拍が取りづらい。サビがすごくメロディアスだがメロのグロウルとシャウトはめちゃくちゃキレてる。最後の大サビの高音域はさすがとしか言えない。UROBOROSツアー以降あまりやることがないレア曲。

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5.蜷局

渋いギターイントロから始まるミディアムナンバー。後半の京の音域が高すぎてカバー困難曲。

ちなみにV系バンドのSadieの「官能とParadox」という曲がまんま一緒なので是非聴いてほしい。

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6.GLASS SKIN

オリジナル盤では大人の事情で英詞Ver.だったがリマスター盤はシングルの日本語となっている。動きまくるベースラインがめっちゃ好きな曲。NHKMUSIC JAPANで久しぶりの地上波で歌った曲でもある。シングルのジャケットがどこかHIMっぽさがある。

 

7.STUCK MAN

スラップが際立つ曲。ミクスチャー要素が強く、サビでグロウルで飛び跳ねれる珍しい曲。中盤の間奏から徐々にヒートアップしていく曲展開はアドレナリンが出まくる!!

 

 

8.冷血なりせば

自分が一番好きな曲。ツインギターのライトハンドが面白い。後半のお経タイムからの「デストローイ!!」でブレイクダウンは優勝もの!!観客はヘドバン、メンバーはステージ上で大暴れのカオスタイム。男限定ライブやLOUD PARKではW.O.D.、モッシュでもみくちゃになって優勝どころか逝きかけました。リンクのライブ映像は京が絶不調で喉が死んでるがぶっ倒れるほど全力で歌いきってるベストテイク。ちなみに渋谷公会堂で行ったMACABRE公演での冷血なりせばでは扁桃炎で立っているのもやっとの状態でブレイクダウン時にステージ上でぶっ倒れながらも叫んでおり、観ていて泣けるライブ映像となっている。

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毎回こんなライブを1年間で100公演近くやっていた京の精神は異常。尊敬しかない。

ちなみにVAJRAの「蒼白の底に沈む孤独と空しき疎外感」という曲がこの曲と酷似している(笑)

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9.我、闇とて…

アコギのアルペジオが印象的なバラード。ライブの一曲目に来ることも多い。ただ激しい曲だけでなく、こういった哀愁ある曲もやれるのがDIR EN GREYの強みだと思う。

ちなみにSadieの「嘘にまみれた真実の底」という曲がまんま我、闇とて…である。

www.youtube.com10.HYDRA -666-

UROBOROS再来、大阪城ホール公演ではイントロ部に水滴が滴る音が追加されており、「泥に漬けて洗いかざせ」という歌詞に対し、雨水の泥を連想させる演出となっていた。

元々2nd アルバムのMACABREに収録されていたHydraのリメイク曲だがかなりパワーアップしており、 原型は間奏のカッティングギターリフとサビのリズムギターのみと言える。

ちなみにV系バンドVAJRAの「GOD IN THE DARKNESS」という曲がこの曲と酷似している(笑)

 

11.BUGABOO RESPIRA

BUGABOOのアカペラ。UROBOROSオリジナル盤の完全生産限定盤のLPにのみ収録されていたもの。DIMLIMのVANITAS-white-と愛憎につき…-black-はこれのインスパイアだと思われる。

 

12.BUGABOO

宗教ソング。ピッキングハーモニクスがめちゃくちゃ良い味出している曲。後半の転調部分での京のキレっぷりが凄まじい曲。この曲はグルーヴがやばいので後半ヘドバン中毒になる。

 

13.凱歌、沈黙が眠る頃

皆大好きな暴れ曲。イントロのアルペジオからのメタルリフで疾走する曲。京の歌詞がかっこよすぎる為歌詞も是非注目してほしい曲。サビはメロディアスでクライマックス感の強い曲。

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ちなみにV系バンドのVAJRAの「Child of grudge」という曲がこの曲と似ている(笑)

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14.DOZING GREEN

この曲もGLASS SKIN同様日本語Ver.になっている。ミディアムナンバーだがリフがメタル。そして京のハイトーンボイスが溜まらない。ホイッスルボイス初披露がこの曲。最後の締め方がかっこいい。

 

15.INCONVENIENT IDEAL

最高のバラード。どこかやさしい音色のクリーンなギターアルペジオで始まる。争い得たもの、それは自由なのか?すごく皮肉ですね。音と音の間を縫うようなベースライン、少しひずんでいる音色もツボ。UROBOROS武道館ツアーファイナルで今まで歌えてなかった最後の最高音域を十数曲歌った後なのに歌い上げたときは感動しかなかった。

 

 

簡単に書きたいことをただ書いただけですが、DIR EN GREYデビュー22周年ということで敢えてGAUZEではなく、自分が一番好きなアルバムについて書かせてもらいました。

 おめでとうございます!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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