DIMLIM - 喜怒哀楽/離人
3連休が終わり、コロナ禍でも仕事に行かなければいけなくて憂鬱なTATSUです。
さて、今回はDIMLIMのミニアルバム喜怒哀楽とシングルの離人について紹介したいと思います。
喜怒哀楽は2019年8月17日に行われたTSUTAYA O-WESTでのワンマンライブ限定で販売された盤になります。昨日紹介したCHEDOARAと兄弟アルバムと言うべきでしょうか。
いまや手に入らないレア盤となります。(※海外ではサブスクで配信してます。)
尚、上記公演を持ってベースの大志とギターの竜弥が脱退し、現在の3人体制となりました。
ではまずは喜怒哀楽(2019年)を紹介していきましょう。このアルバムは2枚組となります。
1.喜
疾走感のあるストレートなロック曲。TSUTAYA O-WESTのワンマンも1曲目に演奏。グロウルで落とすとこは落とし、バックではライトハンド。この曲普通にシングルで出せば売れたんじゃないかという傑作。だが一般リリースしないのがDIMLIM。誰の為に生きているのか、という歌詞がDIR EN GREYの人間を被るとリンクする。
2.怒
MISC.につながるジャジーなミディアムナンバー。オールクリーンの楽曲。この曲を初めて聴いたとき鳥肌が立った。元々は哀として作ったがタイトル通りの曲調だと面白くないことから真逆の怒というタイトルをつけた。烈の引き出しの多さに驚く。
3.哀
イントロの同期が美しい。聖のファルセット、ハイトーンボイスが美しい曲。同期のフレーズが個人的にはかなりツボ。サビの声の重ね方が癖になる。ギターリフは重たい。
4.楽
元々怒の予定で作られた曲。ミクスチャーサウンドが魅力的。ホイッスルボイスとグロウル、重いギターリフが魅力。こんな声を変えられるのは聖にしかできないだろう。後半の転調する部分も独特な曲構成で良き。
ちなみにワンマン前の対バンイベントで転調前までの部分だが未発表曲として演奏していた。
Disc2
1.vanitas -white-
CHEDOARA収録のvanitasのアカペラバージョン。歌のトラックだけを抜いているのではなく、新たに撮り直している。DIR EN GREYのUROBOROS Remaster盤に収録されているBUGABOO RESPIRAにインスパイア?木端微塵に切り裂いた貴様を便器に流してやりたいのがよく伝わる曲。
2.愛憎につき…-black-
CHEDOARA収録の愛憎につき…のアカペラバージョン。ずっと聴いてると病む。
離人(2019年)
|
1.離人
シャウト、グロウルなしのオールクリーンの曲。ギターがとにかく複雑。
ギターソロがジャジーでセンスしか感じられない。この曲はVo.聖が抱えている離人症について語った曲。フィクションではなく、リアルな言葉が載っている。此処は何処で僕は誰で貴方達は誰だっけ?
2.肉腫と繁殖と不快感
ジャムって作ったようなグルーヴを感じる曲。MISC.の布石となるような曲。
終始楽器陣はブルース調のフレーズを刻んでいる。vanitas、怒、哀、そしてこの曲といい、徐々にブルース、ジャズ要素を取り入れた楽曲が多くなっていき、今のMISC.に至る。
離人はサブスクで聴けるので興味ある方は聴いてみてはいかがでしょうか。
喜怒哀楽は名盤です。喜怒哀楽と離人は現体制でも演奏します。
今回でDIMLIMの楽曲は現時点のものはすべて紹介し尽くしたので次回からまた違ったバンドを紹介したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。