DIMLIM - MISC.
昨晩はDIMLIMのYOUTUBE配信ライブ映像を観てめちゃくちゃテンションあがったTATSUです。
というわけでこの熱が冷めないうちに今回はDIMLIMの最新アルバムのMISC.(2020年)について紹介しようと思います。
尚、このアルバムからメンバーが3人体制となりました。
左から
Dr.鴻志(Hiroshi)
Vo.聖(Sho)
Gt.烈(Retsu)
また、このアルバムからグロウル、ホイッスルボイスを使用しなくなり、弦楽器のチューニングも半音下げとなり7弦を使用しなくなり、メイクもしなくなりました。このアルバムはデジタル配信ですが、Amazonのみで盤も発売しております。
配信と盤でジャケットの文字の色は違いますが内容は同じになります。
ではそれぞれの曲について紹介します。
1.We've changed.now it's your turn next
インスト曲。ジャムってるようでも有り、ギターのクリーンが印象的。
2.MIST
DIMLIMとして初めて全英詞の曲。クリーンのギターの刻みが心地良い。グルーヴが心地よく、バックで従来のライトハンドの旋律が聞こえる。
3.真夜中に私を連れ出して
イントロのギターリフが秀逸。従来のDIMLIMは音を足していく足し算方式の作曲だったが、今作からは引き算の美学を意識している。余分な部分はそぎ落としてグルーブを意識した楽曲と言える。
4.Funny world
歪みを極力抑えたイントロのギターリフが癖になる曲。全体的に言えることだがバックでのギターリフがかなり細かいフレーズを弾いており、インストとしても楽しめる。
聖のシャウトまではいかない激しい歌い方が逆に新鮮
5.What's up ?
この曲が初めて公開されたとき、ポルカドットスティングレイを想起したのは自分だけではないと思う。複雑なスケールを意識したギターリフはたまらない。歌詞がドストレートである意味最も尖った楽曲と言える。後半は転調してさらにエモイ。ドラムも緻密なフレーズが多く、引き出しの多さに脱帽。
6.+&-
SE。こんな音ぶっこむのかとセンスしか感じられない。
7.For the future
イントロがなんとなくBRING ME THE HORIZONのShadow Mosesを想起させる。雪の中で歌ってそうな曲。クライマックス感、終末感が好き。一部だけ昔のダミ声が入ってる箇所がある。アウトロのコード進行がとても好き。
8.Tick tak
エッジの効いたギターリフとバックのギターアルペジオが心地いい。所々のドラムフィルがエグイ。間奏がBABYMETALのFrom Dusk Till Dawnと似ている。
9.気付かない者たちへ
馬鹿にしているというワードを聴くとDIR EN GREYのRED…[em]を思い出すくらいには虜。聖が励ましてくれる曲。従来こういう曲はDIMLIMには無く、新鮮。
10.Before it's too late
バックで流れているスクラッチ音がとてもツボ。このアルバムの中では激しい部類の曲。ギターリフ、ドラムフレーズは従来のメタルコア。アウトロのドラムの畳み掛けは鳥肌。聖のハイピッチボイスが素晴らしい。
11.out of the darkness
イントロの暗闇を破った表現の音からシンセのイントロが耳に残る。歌メロメインで引っ張っていく曲。
12.Lament
全英詞。とにかくお洒落な曲。クリーンサウンドの集大成ではないだろうか。
ディレイのフレーズ、クリーンのカッティング、聖のファルセットが耳に残る。
アウトロのジャズっぽい締め方もツボ。
本アルバムでガラッと180°音楽性が変わったため、従来のファンで離れてしまった人も多いが、個人的にはこの路線も嫌いではない為、応援したい。まるでBRING ME THE HORIZONがデスコアからポストロックに移ったような印象。今後の楽曲に関して欲を言えばこの路線+同期で変態チックなサウンド、Djent味を出してほしいのとグロウルも時には入れて欲しいなと。
1/9のYOUTUBE配信は上記楽曲をアルバム順通り披露しており、完成度も非常に高く、素晴らしかったです。アーカイブとして残っているのでまだ観ていない人は是非観てMISC.の世界観を味わってください。
尚、1/16 19時にはDIMLIM初のインスタライブでトークもあるのでこちらも要チェックです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。